UAEで進む独自路線!ディルハム連動型ステーブルコインに未来はあるか?

UAEで進む独自路線!ディルハム連動型ステーブルコインに未来はあるか? 業界動向
画像はイメージです
この記事は約2分で読めます。

UAEの暗号資産規制:何が変わった?

アラブ首長国連邦(UAE)では、2024年7月から新たな暗号資産規制が施行されました。この規制により、UAE国内での決済に利用できるステーブルコインは、UAEの法定通貨である「ディルハム」建てのものだけに限定されることになりました。

これまで広く利用されてきた米ドル建てのステーブルコイン「テザー(USDT)」は、金融自由区域を除き、決済に利用することができなくなりました。

金融自由区域ではUSDTの取引は継続

ただし、アブダビ・グローバル・マーケット(ADGM)やドバイ・マルチ・コモディティ・センター(DMCC)などの金融自由区域は、この規制の対象外となります。これらの地域には独自の規制の枠組みがあり、USDTを含む暗号資産の現物取引が引き続き認められています。

例えば、ドバイのSUID Crypto OTCのような企業は、USDTやその他の暗号資産の売買を可能にするサービスを継続しています。しかし、これらのサービスは、一般的な商取引ではなく、金融自由区域や特定のOTCデスクに限定される可能性が高くなっています。

UAE独自のステーブルコイン「AE Coin」に注目

UAEはUSDTの利用を制限する一方で、独自のディルハム建てステーブルコイン「AE Coin」の発行を承認しました。AE Coinはまもなく利用可能になると予想されており、UAEは自国通貨に連動したステーブルコインを推進することで、取引のボラティリティを抑制し、安定性を高めようとしています。

Bitcoin Mena: UAE's first regulated stablecoin given final approval and will be available 'soon' | The National
AE coin will be made available through agents who will enable its purchase and distribution, general manager says

世界経済への影響は?

UAEは、中東における金融の中心地としての地位を築いており、その動向は世界経済にも影響を与えます。今回の規制変更は、UAEが独自の金融戦略を推進し、暗号資産分野においても主導的な役割を果たそうとする姿勢を示すものと言えるでしょう。今後、他の国々がUAEの動きに追随するのか、注目が集まります。

UAEの未来は?

UAEは、イノベーションを重視し、新たなテクノロジーを積極的に導入することで、持続可能な経済成長を目指しています。暗号資産やブロックチェーン技術は、UAEの未来にとって重要な役割を果たすと考えられており、AE Coinの発行は、その第一歩となる可能性があります。

今後のUAEの動向から目が離せません。

タイトルとURLをコピーしました