マイクロストラテジー、Nasdaq100に仲間入り!
ビットコイン界の巨人、マイクロストラテジー社が、2024年12月23日からNasdaq100指数に組み込まれることが決定しました。Nasdaq100は、アメリカのナスダック市場に上場している金融会社以外の企業のうち、時価総額が大きく、取引が活発な100銘柄で構成される株価指数です。マイクロストラテジー社は、ビットコインに特化した企業として初めてNasdaq100に名を連ねることになります。
巨額のビットコイン保有がNasdaq100に波及
マイクロストラテジー社は、マイケル・セイラーCEOのリーダーシップのもと、大量のビットコインを保有することで知られています。その額なんと約439,000BTC!日本円にしておよそ19兆円相当にもなります(2024年12月17日時点)。今回のNasdaq100 편입により、Invesco QQQ Trust (QQQ) などの主要なETF(上場投資信託)も間接的にビットコインにエクスポージャーを持つことになります。ETFとは、日経平均株価やTOPIXなど、特定の指数に連動する投資成果を目指す金融商品のことです。つまり、今後ますます多くの投資家がビットコインに触れる機会が増える可能性があります。
マイクロストラテジー社の株価はさらに上昇?
Nasdaq100に組み込まれることで、マイクロストラテジー社の株価はさらに上昇する可能性があります。Nasdaq100に連動するETFは、マイクロストラテジー社の株式を購入することになり、これが株価を押し上げる力となるからです。すでにマイクロストラテジー社の株価は年初来で575%も上昇しており、ビットコインの上昇率145%を大きく上回っています。Nasdaq100 편입の発表があった日は、株価が4%も急騰しました。
今後の市場への影響は?
マイクロストラテジー社のNasdaq100 편입は、ビットコインが伝統的な金融市場に浸透していくための重要な一歩となるでしょう。今後、S&P500などの他の主要なベンチマーク指数にも影響を与える可能性があり、ビットコインが主流の金融商品に組み込まれていく流れが加速するかもしれません。
リスクはある?
マイクロストラテジー社がビットコイン銀行モデルを採用した場合、金融会社として分類され、Nasdaq100から除外されるリスクも存在します。しかし、現在のところ、このリスクは低いと考えられています。マイクロストラテジー社のNasdaq100 편입は、ビットコイン市場にとって歴史的な出来事であり、今後の動向に注目が集まっています。