マイクロストラテジー、ナスダック100入りでビットコインに追い風?

マイクロストラテジー、ナスダック100入りでビットコインに追い風? 市場動向
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マイクロストラテジー、ナスダック100に堂々参入!

ソフトウェア大手マイクロストラテジーが、2024年12月23日からナスダック100指数に仲間入りすることが決定しました。
マイクロストラテジーといえば、巨額のビットコイン保有で知られていますよね。今回のナスダック100入りは、マイクロストラテジーのビットコイン投資戦略が市場から評価された結果ともいえるでしょう。

マイクロストラテジーCEOのマイケル・セイラー氏風似顔絵イラスト

莫大な資金がビットコインへ?

ナスダック100に組み込まれることで、マイクロストラテジーの株には、ナスダック100に連動するETF(上場投資信託)を通じて、数十億ドル規模のパッシブ運用資金が流れ込むと予想されています。
中でも注目すべきは、運用資産残高が3000億ドルを超える「インベスコQQQトラスト」の存在です。
この巨大ETFを通じて、これまで直接ビットコインに投資できなかったパッシブ投資家も、マイクロストラテジー株を通じて間接的にビットコインにエクスポージャーを持つことができるようになるのです。

株式市場とビットコイン市場の新たな関係

マイクロストラテジーは、40万BTCを超えるビットコインを保有しています。
そのため、同社の株価はビットコインの価格変動に影響を受けやすく、逆に、マイクロストラテジーの株価がビットコインの価格に影響を与える可能性も秘めています。
今回のナスダック100入りは、マイクロストラテジー株とビットコインの相関関係を強め、ひいては株式市場とビットコイン市場の結びつきを一段と深める可能性を秘めていると言えるでしょう。

機関投資家の関心は高まる一方

マイクロストラテジーのナスダック100入りは、機関投資家による仮想通貨への関心の高まりを改めて示すものとなりました。
ETFのような規制された投資商品を通じて、機関投資家はより安心して仮想通貨に投資できるようになっています。
アナリストの中には、マイクロストラテジーが2033年までにビットコインの発行済み総量の4%を保有する可能性を指摘する声もあり、今後もMSTR株への注目度は高まっていくと予想されます。

課題とリスク

もちろん、課題やリスクも存在します。
ビットコインの価格変動は、マイクロストラテジーの株価にも大きく影響する可能性があります。
また、巨額のビットコイン保有に対する規制当局の監視が強化される可能性も否定できません。
さらに、マイクロストラテジーが金融会社に分類され、ナスダック100から除外されるリスクも考えられます。

ビットコインとナスダックのロゴが握手しているイラスト

まとめ

マイクロストラテジーのナスダック100入りは、仮想通貨市場、特にビットコイン市場にとって歴史的な出来事といえるでしょう。
機関投資家からの資金流入を加速させ、仮想通貨が伝統的な金融市場にさらに深く浸透していく可能性を秘めています。
今後のマイクロストラテジー、そしてビットコインの動向から目が離せません。

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