ビットコインの包み紙論争:10億ドル訴訟でCoinbaseの独占疑惑が浮上

ビットコインの包み紙論争:10億ドル訴訟でCoinbaseの独占疑惑が浮上 業界動向
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WBTC上場廃止で激震!

仮想通貨業界に激震が走っています。仮想通貨取引所大手のBit Globalが、同じく大手であるCoinbase Global Inc.を相手取り、なんと10億ドル(約1540億円)規模の訴訟を起こしました。争点となっているのは、Coinbaseが2024年11月19日に発表したWrapped Bitcoin(WBTC)の上場廃止です。

Bit Global Sues Coinbase Over WBTC Delisting Allegations
Bit Global has filed a lawsuit against Coinbase Global Inc, alleging that the exchange unlawfully delisted its Wrapped B...

Coinbaseの独占体質が明らかに?

Bit Globalは、Coinbaseが自社製品であるcbBTCを優遇するためにWBTCを上場廃止にしたと主張しています。これは、Coinbaseが2024年9月に発表したばかりの独自のビットコイン担保型トークンです。Bit Globalは、Coinbaseの行動は、WBTCが上場基準を満たしていないためではなく、仮想通貨業界における市場の独占と支配の強化を目的としたものだと非難しています。訴訟では、Coinbaseが独占禁止法違反、不公正競争、ならびに商標権侵害でランハム法違反の疑いで、カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所に提訴されました。

透明性の欠如がユーザーの不信感を増幅

CoinbaseはWBTCの上場廃止理由について、トークン上場基準を満たしていないためと説明したものの、具体的な理由は明らかにしていません。Bit Globalはこの透明性の欠如を問題視しており、訴訟の争点の一つとなっています。Bit Globalは、今回のCoinbaseの発表により、WBTCに対する消費者の信頼が損なわれ、10億ドルを超える損失が発生したと主張、市場指標やユーザーの信頼に悪影響を及ぼしていると訴えています。

法廷でハンマーを持つビットコインのイラスト

仮想通貨業界全体への警鐘

今回の訴訟は、Coinbaseが過去に価値の低いミームコインを上場させてきた歴史を踏まえ、その上場基準の高さに疑問を投げかけています。また、仮想通貨取引所の競争環境における透明性と公平性についても、改めて議論を巻き起こしています。Bit Globalは、CoinbaseのWBTC上場廃止の正当性に異議を唱え、多額の損害賠償を求めています。今後の裁判所の判断が注目されます。

仮想通貨業界の未来は?

今回の訴訟は、仮想通貨業界全体に大きな影響を与える可能性があります。Coinbaseが敗訴すれば、今後の仮想通貨取引所の運営方法や上場基準の見直しを迫られる可能性も出てきます。また、この訴訟の結果次第では、WBTCの将来、そして仮想通貨市場全体の信頼性にも影響が出ることが予想されます。今後の展開から目が離せません。

Worldcoinのロゴマークを持って歩く人のイラスト

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