Xに代わるSNSとして急成長! Blueskyって?
イーロン・マスク氏による買収劇以降、何かと話題のTwitterことX。その代替として注目を集めているのが、分散型SNSのBlueskyです。2023年12月現在、Blueskyのユーザー数は2500万人を突破。11月5日のアメリカ大統領選挙後からわずか1か月で倍増しており、その勢いはとまることを知りません。
Blueskyの特徴は? Xと何が違うの?
Bluesky最大の特徴は、データの持ち運びが可能になる「Authenticated Transfer(AT) Protocol」という技術を採用している点です。これは、ユーザーが自身のデータをコントロールできる、より分散型のソーシャルメディア環境を実現するものです。その他にも、BlueskyにはXにはない、次のような特徴があります。
- カスタマイズ可能なアルゴリズム: プラットフォーム主導のコンテンツキュレーションに頼ることなく、ユーザー自身がフィードのカスタマイズが可能
- 広告なし: 広告を表示せず、ユーザー体験とエンゲージメントを重視
- 充実したモデレーションツール: 「ミュートワード&タグ」などの機能により、ユーザーは不適切な投稿を管理することが可能

Blueskyは仮想通貨ユーザーに人気?
Blueskyは、仮想通貨ユーザーの間でも注目を集めています。Blueskyで「crypto」と検索すると、Xよりも詐欺まがいのプロジェクトが多いという指摘もありますが、これはBlueskyのモデレーション方針の違いによるものと考えられます。仮想通貨ユーザーは、政治的な信念よりも、むしろ異なる層のユーザーにリーチしたいという思いからBlueskyを利用しているようです。Xよりも中央集権的で、時に物議を醸すような環境の代替として、Blueskyの分散型構造やユーザー主体の機能に魅力を感じているのかもしれません。
Blueskyの課題は?
急速に成長を遂げているBlueskyですが、課題も山積しています。例えば、ユーザー層の多様性の確保や、すでに発生している詐欺アカウントや偽アカウントへの対策などが挙げられます。これらの課題を克服し、持続的な成長を遂げられるかどうかが、Blueskyの未来を左右すると言えるでしょう。
他のXの代替サービスとの比較
Blueskyは、ThreadsやMastodonなど、他のXの代替サービスと比較されることが多いです。Threadsは、Instagramと密接に連携しており、非公式な議論に焦点を当てているのに対し、Mastodonは、特定のトピックや高度なデータ保護基準に関心を持つユーザーを惹きつけています。Blueskyは、コンテンツやユーザー層の点でXに類似しており、より伝統的なマイクロブログ体験を求めるユーザーにとって現実的な選択肢となっています。
まとめ
Blueskyは、Xの代替となりうる可能性を秘めた、注目すべきソーシャルメディアプラットフォームです。今後の成長と、課題克服に期待が高まります。皆さんもこの機会に、Blueskyの世界を覗いてみてはいかがでしょうか?
