Ledgerユーザーが2.5億円相当の暗号資産を失ったフィッシング詐欺とは?

Ledgerユーザーが2.5億円相当の暗号資産を失ったフィッシング詐欺とは? テクノロジー
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Ledgerユーザーがフィッシング攻撃の被害に

ハードウェアウォレットを提供するLedgerのユーザーが、フィッシング攻撃によりビットコインとNFT(非代替性トークン)合わせて約2.5億円相当の暗号資産を失った事件が発生しました。

悲しむ男性のイラスト

巨額の損失

被害を受けたのはAnchor Dropsと名乗るユーザーで、Ledger Nano Sに保管していた10ビットコインと約1.5億円相当のNFTが盗難されたと報告しています。当時のレートで日本円に換算すると、合計で約2.5億円にものぼります。

巧妙化するフィッシング攻撃

今回の事件は、「Fake_Phishing5443」という悪意のあるトランザクションに関連したフィッシング攻撃によるものとされています。この攻撃は2022年2月22日にコミュニティメンバーによって最初に検出されましたが、ハッカーは何年も潜伏し、最近になってウォレットから資産を盗み出したようです。

ハードウェアウォレットの安全性とユーザー責任

Ledger社はこの攻撃が、同社のハードウェアの脆弱性によるものではないと強調しています。しかし、今回の事件は、ユーザーがトークンの承認やリカバリーフレーズを慎重に管理することの重要性を改めて浮き彫りにしました。専門家は、リカバリーフレーズが漏洩した場合、攻撃者はビットコインを含む複数のブロックチェーン上の資産にアクセスできてしまう可能性があると指摘しています。

セキュリティ対策の徹底を

Ledger社やセキュリティ専門家は、ユーザーに対して、オンチェーン取引を行う際には十分に注意し、それぞれの操作内容を理解して確認すること、そしてリカバリーフレーズを誰にも教えず、デバイス以外に入力しないよう呼びかけています。日頃からセキュリティ対策を徹底し、フィッシング詐欺から大切な資産を守りましょう。

コンピューターセキュリティのイラスト

Phishing Attack Leads to Massive Loss for Ledger Wallet User
The cryptocurrency community has been reminded once again of the importance of security as a Ledger Nano S user reported...
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