ビットコイン、ついに10万ドルの壁を超える
2024年12月5日、ビットコインがついに10万ドルの壁を超え、史上最高値を更新しました。これは、ビットコイン誕生から5,256日目の快挙となります。この価格上昇により、ビットコインの時価総額は一時2兆ドルを超え、世界経済における存在感を改めて示しました。
1兆ドル超の取引量:ビットコイン経済圏の拡大
Glassnodeのレポートによると、ビットコインネットワーク全体における累計取引量は1.12兆件、取引総額は131.25兆ドルに達しました。注目すべきは、この数値には取引所内での内部送金なども含まれている点です。Glassnodeは、より実態経済を反映する指標として「エンティティ調整済み」の取引量を算出しており、その額は11.63兆ドル、全体の約8.86%に相当します。これは、ビットコインが投機対象だけでなく、実体経済での決済手段としても着実に利用が進んでいることを示唆しています。
マイナー収益は714.9億ドル:ビットコインの安定供給を支える
ビットコインのセキュリティと安定供給を支えるマイナーは、その活動を通じて累計714.9億ドルの収益を上げてきました。内訳は、新規発行されるビットコインの報酬であるブロック報酬が673.1億ドル、取引手数料が41.8億ドルとなっています。これは、ビットコインのピーク時価総額2兆ドルの約3.57%に相当し、ビットコイン経済におけるマイニングの重要性を示しています。
広がるビットコインの普及:個人投資家から機関投資家まで
ビットコインの所有者は、個人投資家から機関投資家まで幅広い層に広がっており、その経済活動はますます活発化しています。Glassnodeのレポートで示されたエンティティ調整済みのデータは、この活発な経済活動をより正確に反映しており、ビットコインが真のグローバルな金融インフラストラクチャへと成長を遂げていることを示しています。
実現損益は7500億ドル:ビットコインへの資金流入
ビットコインネットワーク全体で実現した利益は1.27兆ドル、損失は5920億ドルに達し、累積純資本流入額(実現キャピタル)は7500億ドルとなっています。これは、ビットコインが誕生以来、多大な価値を生み出してきたことを明確に示しています。そして、今後もその成長に期待が寄せられています。