共和党、次期金融サービス委員長にフレンチ・ヒル氏を選出
下院共和党は、次期金融サービス委員長にアーカンソー州選出のフレンチ・ヒル下院議員を選出しました。これは、現委員長の
パトリック・マクヘンリー氏(ノースカロライナ州選出)が引退を表明した
ことに伴うものです。

French Hill named next House Financial Services panel chair
The Arkansas Republican will lead the committee after current chair Patrick McHenry, R-NC, retires at the end of his ter...
ヒル氏の経歴
ヒル氏は、デルタ・トラスト&バンキング社のCEOや、財務省企業金融担当次官補などを歴任した金融業界のエキスパートです。2015年より下院議員を務め、金融サービス委員会ではデジタル資産・金融技術・包摂に関する小委員会の委員長を務めてきました。暗号資産(仮想通貨)やブロックチェーン技術にも精通しており、包括的な規制の枠組みの構築を目指した「FIT21」法案など、暗号資産政策の形成において重要な役割を担ってきました。
金融規制改革への意欲
ヒル氏は、中小銀行を支援するための規制改革を積極的に提唱しており、銀行規制の重複を減らし、小規模銀行の成長を促進する政策の実施が期待されています。また、暗号資産市場の健全な発展に向けても意欲を示しており、上院銀行委員会のティム・スコット委員長とも協力し、新たな規制の枠組みを構築していくと見られています。
今後の金融政策に注目
ヒル氏の委員長就任は、米国の金融政策、特に暗号資産規制に大きな影響を与える可能性があります。今後、ヒル氏がどのような政策を打ち出すのか、市場関係者からの注目が集まっています。
まとめ
次期金融サービス委員長に選出されたフレンチ・ヒル氏は、豊富な経験と専門知識を持つ金融政策のエキスパートです。今後、暗号資産規制や銀行規制改革など、幅広い分野でリーダーシップを発揮していくことが期待されます。