FDIC、情報開示で裁判官から批判
2024年12月13日、米連邦裁判所のレイエス判事は、金融機関への暗号通貨関連業務の停止命令書に関する情報開示において、連邦預金保険公社(FDIC)の対応を批判しました。
「不誠実な編集」と指摘
レイエス判事は、FDICが情報開示請求に応じ一部を黒塗りした文書を提出したものの、その黒塗りの範囲が不適切だと指摘。「もっと慎重な編集」を行うよう指示し、FDICが「誠意を欠いている」と批判しました。これは、現在の黒塗りが不十分であり、透明性を欠いているという判断を示しています。
Coinbaseの情報公開請求がきっかけ
この訴訟は、暗号通貨取引所のコインベースが、FDICによる銀行への「業務停止命令書」の内容の透明性を求めて、情報公開法(FOIA)に基づき起こしたものでした。FDICは、2023年初頭から、銀行に対して暗号通貨企業との取引を制限するよう、非公式に働きかけているとされています。
FDIC、再提出を命じられる
FDICは、2025年1月3日までに黒塗りを修正した文書を再提出するよう命じられており、その際、黒塗りの正当性について弁明する準備をする必要があります。今回の裁判所の判断は、政府機関による情報公開のあり方について、重要な問題提起をするものとして注目されています。
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