メタ社のAIデータセンター建設でHut 8に提携の噂
ビットコインマイニング企業Hut 8 Mining Corp. (NASDAQ: HUT) の株価が、Meta Platforms(旧Facebook)との提携観測を背景に急騰しました。12月12日のプレマーケット取引では、一時12%を超える上昇を見せました。
噂の発端は100億ドル規模のAIデータセンター
今回の株価急騰の背景には、メタ社がルイジアナ州に建設を計画している100億ドル(約1兆5200億円)規模のAIデータセンターに、Hut 8が協力するのではないかという観測が広がったことがあります。このデータセンターは、メタ社が注力するAI開発を支える重要拠点と目されています。
ビットコインのマイニングとAIのデータセンターは、いずれも高度な計算能力と大量の電力を必要とする点で共通しています。そのため、Hut 8を含む一部のマイニング企業は、近年、収益源の多角化を図るためにAI関連事業への進出を模索しており、今回の提携観測にも信憑性を与えています。
Hut 8は収益多角化を模索中
Hut 8は、11月のビットコインマイニング量が前月比6%減の94BTCだったと発表しました。しかし、現在も約9億2100万ドル(約1400億円)相当の9,122BTCを保有しており、経営基盤は安定しています。また、US Bitcoin Corpとの合併や、マイニング設備のアップグレードなど、事業拡大に向けた動きも活発化させています。
公式発表はまだ
メタ社との提携やデータセンター建設に関する噂は市場で大きな注目を集めていますが、現時点では、Hut 8とメタ社のいずれも公式に認めていません。今後の動向に注目が集まります。

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