エルサルバドルとアルゼンチンが仮想通貨で手を組む
中南米の国々が、仮想通貨分野での連携を強めています。2024年12月11日、エルサルバドルのデジタル資産国家委員会(CNAD)とアルゼンチンの国家証券委員会(CNV)が、仮想通貨サービスプロバイダー(VASPs)の健全な発展を目的とした覚書を締結しました。

El Salvador collaborates with Argentina to support crypto
El Salvador is proactively discussing with Argentina to enhance their respective industries based on crypto.
狙いは規制強化と技術協力
今回の提携は、仮想通貨セクターにおける監督強化を目的としています。エルサルバドルは2021年にビットコインを法定通貨として採用した経験があり、アルゼンチンはエルサルバドルの経験を参考にしながら、仮想通貨の規制のあり方を模索していくと見られます。
エルサルバドルの狙いとは?
エルサルバドルは、中南米における仮想通貨分野のリーダー的存在を目指しており、今回の提携はその足掛かりとなる可能性があります。エルサルバドルは既に25カ国以上と仮想通貨規制の枠組み拡大に向けた交渉を行っており、アルゼンチンとの提携はその動きを加速させるでしょう。
アルゼンチンが仮想通貨に期待するコト
アルゼンチンは、慢性的なインフレや経済の不安定に悩まされており、仮想通貨の導入はこれらの問題を解決する手段として期待されています。エルサルバドルとの提携は、アルゼンチンにとって仮想通貨の導入に向けた準備段階と言えるかもしれません。
世界への影響は?
エルサルバドルとアルゼンチンの提携は、世界的な仮想通貨市場の透明性向上と、投資家保護の強化につながると期待されています。中南米諸国が足並みを揃えて仮想通貨の普及を進めることで、世界経済における中南米の存在感はさらに高まるでしょう。