ビットコイン・ジーザス、米国に揺さぶり?脱税容疑の真相とは

ビットコイン・ジーザス、米国に揺さぶり?脱税容疑の真相とは プロジェクト分析
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ビットコイン界のカリスマ、ロジャー・バー氏とは?

仮想通貨(暗号資産)の世界で「ビットコイン・ジーザス」の異名を持つロジャー・バー氏。初期のビットコイン伝道者として知られ、多くの投資家に影響を与えてきました。しかし今、彼は米国から脱税の容疑をかけられ、裁判を待つ身となっています。

米国が突きつける容疑の内容とは

米国司法省は、バー氏が2014年に米国籍を放棄した後も、事業の公正市場価値を過少申告し、ビットコイン売却によるキャピタルゲインを申告しなかったとして、脱税の罪で起訴しました。裁判は2025年2月3日に開始予定です。

バー氏の主張:政治的迫害の可能性

バー氏側は、政府が弁護士との秘匿特権で保護された通信記録を不適切に入手し、重要な情報を意図的に隠蔽した可能性を主張し、起訴棄却を求めています。また、当時のビットコインは市場規模が小さく、税務上の明確なガイドラインもなかったため、課税逃れを意図したものではないと反論しています。

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揺らぐ「自由の国」アメリカ、暗号資産への姿勢は?

バー氏は、自身に対する政府の行動は単なる脱税問題ではなく、ビットコインの支持と政府の方針への批判が原因であると考えています。彼は、政治的迫害を避けるために米国籍を放棄し、セントクリストファー・ネイビスの市民権を取得しました。今回の事件は、暗号資産に対する米政府の姿勢、そして言論の自由のあり方について、改めて議論を巻き起こしています。

今後の展開:暗号資産業界への影響は?

バー氏の裁判の行方は、暗号資産業界全体に大きな影響を与える可能性があります。彼の無罪が証明されれば、暗号資産に対する規制強化の動きに歯止めがかかるかもしれません。一方、有罪となれば、業界への風当たりはさらに強まることが予想されます。今後の展開から目が離せません。

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