ビットコイン・ジーザスの異名を持つロジャー・バー氏とは?
「ビットコイン・ジーザス」の異名で知られるロジャー・バー氏。初期のビットコイン支持者として、その普及に大きく貢献した人物です。しかし今、彼はかつてない窮地に立たされています。
巨額脱税容疑で米国から訴追
バー氏は、ビットコインの保有に関連して約5,000万ドル(約76億円:1ドル=151.74円換算)の税金を不正に逃れたとして、米国から訴追されました。スペインで逮捕されたバー氏は、現在米国への身柄引き渡しに抵抗しています。
弁護側は無罪を主張
バー氏の弁護団は、政府による行き過ぎた捜査、不明瞭な暗号資産税制、そして政府による不正行為を理由に、起訴の棄却を求めています。彼らは、今回の訴追は政治的な動機に基づくものであり、暗号資産に好意的なトランプ次期政権の姿勢が事件の行方に影響を与える可能性があると主張しています。
https://www.coindesk.com/policy/2023/02/17/bitcoin-jesus-roger-ver-charged-with-tax-evasion/
暗号資産に対する課税強化の動き
今回の事件は、暗号資産に対する課税強化の動きが世界的に高まっていることを示す象徴的な出来事と言えるでしょう。今後、暗号資産に対する規制や課税はますます厳格化していくと予想されます。
暗号資産投資家は税務知識の習得を
暗号資産投資家は、今回の事件を他山の石として、税務に関する知識を深め、適切な申告を行うことが重要です。 ignorance is no excuse(無知は言い訳にならない)という言葉もあるように、知らなかったでは済まされない時代になりつつあります。