ビットコインマイナー大手Riot Platforms、巨額資金調達へ
ビットコインマイニング大手のRiot Platformsは、2023年12月6日、総額5億ドル(約580億円)の転換社債(企業が発行する債券の一種で、一定の条件下で株式に転換できる権利が付与されている)を発行し、資金調達を行う計画を発表しました。

Bitcoin Miner Riot Platforms Raises 0M To Buy BTC
Bitcoin miner Riot Platforms intends to raise 0 million with its private offering convertible senior notes in order t...
調達資金の使い道は?
今回の資金調達で得た資金は、主に以下の2つに充てられる予定です。
- ビットコインの追加購入: Riot Platformsは、調達資金の大部分をビットコインの購入に充てる予定であることを明らかにしています。これは、ビットコインの将来的な価格上昇を見据えた戦略的な動きと言えるでしょう。
- 事業拡大費用: 残りの資金は、マイニング設備の増強や事業の拡大に投資される予定です。これにより、Riot Platformsは、より多くのビットコインをマイニングし、収益を拡大させることを目指します。
業界のトレンド
近年、Riot Platformsを含む多くのビットコインマイニング企業が、転換社債発行による資金調達を積極的に行っています。これは、ビットコイン価格の上昇や、マイニング業界全体の成長に伴い、資金調達の需要が高まっているためです。転換社債は、投資家にとって株式転換による利益獲得の可能性があり、企業側にとっても有利な条件で資金調達できるというメリットがあります。
Riot Platformsの今後の展望
Riot Platformsは、2023年第3四半期決算で、10,427BTCを保有し、同四半期中に1,104BTCをマイニングしたことを発表しました。また、同社のハッシュレート(マイニング能力を示す指標)も順調に増加しており、今後の業績拡大が期待されています。今回の資金調達により、Riot Platformsは、ビットコインマイニング業界における競争力を更に強化していくものと見られています。