Jupiter DAO、大型エアドロップ実施へ
分散型取引所(DEX)アグリゲーターであるJupiter DAOは、コミュニティ主導の投票により、2回の大規模なエアドロップを実施することを決定しました。合計で14億JUPトークンが配布される予定で、その総額は8億6000万ドル(約1130億円)にものぼります。

投票による決定
今回のエアドロップは、JUPトークンのステーキング参加者を対象とした投票によって決定されました。可決には70%以上の賛成票が必要でしたが、見事それを達成し、Jupiterコミュニティの総意としてエアドロップの実施が決定しました。投票権はステーキングしているJUPトークン量に応じて重み付けされる仕組みでした。
「Jupuary」の目的
このエアドロップは「Jupuary」と名付けられた取り組みの一環として行われます。Jupuaryの目的は、Jupiterエコシステムの「真にアクティブなユーザー」に報酬を与えることにあります。エアドロップを通じて、トークンの保有、購入、そしてガバナンスへの参加を促進し、より多くのユーザーをエコシステムに取り込むことを目指しています。また、エアドロップの対象からボットを排除することで、真のユーザーに利益が還元される仕組みを構築しています。
今後の展望
Jupiterチームは、Jupuaryを毎年の恒例イベントにする計画を立てています。ただし、次回以降のエアドロップは、より持続可能な方法で資金を調達するとしています。直近では、今回のエアドロップ計画の実行と、今後1年3ヶ月をかけて「Jupiverse」の基盤を築くことに注力する予定です。
コミュニティの高い関心
最初のJupuary投票では、1万2000件を超える検証済みのフィードバックが寄せられるなど、これまでにないほどコミュニティの関心を集めました。チームは、エアドロップが長期的なコミュニティメンバーに利益をもたらすよう、寄せられた懸念に対処し、改善を続けていく姿勢を示しています。今回の投票は、コミュニティの目標と連携し、JUPトークンの持続可能性と有用性を確保しながら、Jupiverseの拡大と成長に向けて重要な一歩となるでしょう。