中東で盛り上がるビットコインとDeFi
12月9日から10日にかけて、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビにあるADNECセンターにて、「Bitcoin MENA 2024」が開催されました。
中東・北アフリカ(MENA)地域におけるビットコインの現状と未来について、業界のリーダーや専門家が一堂に会し、熱い議論が交わされました。
Core DAOが語るDeFiの未来
今年のBitcoin MENA 2024で特に注目を集めたのが、分散型金融(DeFi)プラットフォーム「Core DAO」です。
Core DAOのアダム・ベンジェミル氏は、DeFiの可能性とブロックチェーンセキュリティの重要性を強調しました。
革新的なステーキングで利便性と安全性を両立
Core DAOは、ビットコイン(BTC)を預け入れることなく運用益を得られる、革新的なステーキングサービスを提供しています。
このサービスは、利用者に高い利回りの機会を提供するだけでなく、ネットワークのセキュリティ向上にも貢献するため、注目を集めています。

MENA地域では、機関投資家や企業によるDeFiの導入が進んでいます。
Core DAOのステーキングサービスは、こうした動きをさらに加速させる可能性を秘めています。
MENA地域の規制とセキュリティ対策
UAEをはじめとするMENA地域では、ブロックチェーン技術の規制とセキュリティ対策が急速に進んでいます。
アブダビグローバルマーケット(ADGM)に設立された「CyBirb」は、スマートコントラクトの監査、分散型アプリケーション(DApps)のセキュリティ強化、AIを活用した脅威検知など、ブロックチェーンセキュリティの強化を目指しています。
このように、MENA地域は、規制当局がイノベーションを促進する環境を整えているため、DeFiやブロックチェーン技術の成長にとって理想的な環境になりつつあります。
MENA地域が世界の仮想通貨市場を牽引
MENA地域は、ブロックチェーン上の資産価値が推定3,387億ドルに達し、世界の仮想通貨経済において重要な役割を担いつつあります。
DeFiやステーブルコインへの関心の高まりが、MENA地域の成長を後押ししており、今後、仮想通貨市場全体への影響力がさらに拡大していくと予想されます。
2024年に実施される規制の進展は、MENA地域の仮想通貨の未来を形作る上で極めて重要となるでしょう。