アマゾン株主が動いた！巨額資産をビットコインへ？
巨大企業アマゾンの株主たちが、同社に対し、資産の一部をビットコインに投資するよう求める動きを見せています。もし実現すれば、アマゾンのビットコイン保有額は最大で約3兆円規模に達する可能性があります。
インフレから資産を守る？株主の提案とは
この提案を行っているのは、アメリカのシンクタンク「National Center for Public Policy Research (NCPPR)」が支援する株主グループです。彼らは、アマゾンが保有する資産の少なくとも5%をビットコインに割り当てることを求めています。
アマゾンは2023年時点で約5,850億ドル（約88兆円）の資産を保有しており、そのうち約880億ドル（約13兆円）が現金および短期債券です。株主グループは、ビットコインへの投資が、インフレリスクのヘッジとなり、長期的な価値向上につながると主張しています。
ビットコインの価格上昇は魅力？
NCPPRは、ビットコインの過去のパフォーマンスの高さを強調しています。過去1年間で131%、過去5年間で1,246%という驚異的な上昇率を記録しており、これは社債の利回りを大きく上回るものです。また、電気自動車メーカーのテスラやソフトウェア大手のマイクロソフトなど、他の大手企業も、すでにビットコインを保有している、あるいは保有を検討していると指摘し、インフレヘッジとしてのビットコインの有効性を訴えています。
アマゾンは決済導入も？
さらに、暗号資産取引所バイナンスの元CEOであるChangpeng Zhao（CZ）氏は、アマゾンがビットコインを保有するだけでなく、決済手段としても導入することを提案しています。世界中にユーザーを抱えるアマゾンがビットコイン決済を導入すれば、ビットコインの普及が一気に進む可能性があります。
巨額投資は実現するか？
この提案は、2025年4月に予定されているアマゾンの株主総会で議論される予定です。世界経済を揺るがす可能性を秘めたこの提案、今後の動向に注目が集まります。
