ソラナETF、SECに再び阻まれる: 承認への道は？

ソラナETF、SECの壁に阻まれる

暗号資産（仮想通貨）ソラナ（SOL）の価格に連動する上場投資信託（ETF）の承認を目指した申請が、またしても米証券取引委員会（SEC）によって拒否されました。暗号資産業界からの期待は大きく、今回の決定は市場に少なからず衝撃を与えています。

SECは、ソラナETFの拒否理由として、市場操作の可能性と投資家保護の観点からの懸念を挙げました。ソラナを含む暗号資産市場は、依然として規制が未整備であり、価格操作や不正行為のリスクが高いとSECは考えているようです。

さらに、ソラナ自体が証券とみなされる可能性があることも、SECの慎重な姿勢につながっています。証券と分類されると、より厳しい規制が適用されるため、ETFの承認はさらに困難になります。

しかし、業界関係者の間では、次期政権下での規制緩和に期待が寄せられています。現SEC委員長のゲーリー・ゲンスラー氏は、暗号資産に対して厳しい姿勢で知られていますが、次期政権では新たなリーダーシップのもと、規制環境が変わる可能性も考えられます。

今回の拒否決定は、ソラナETFの実現に向けた痛手となりましたが、業界は諦めていません。VanEckなどの資産運用会社は、SECの承認を得るために、今後も積極的に働きかけを続けると表明しており、今後の動向に注目が集まります。

※ 本記事は、2024年12月7日時点の情報に基づいています。最新情報は、関連機関の公式発表をご確認ください。