米ワークスポート社、ビットコインとXRPを財務戦略に採用
アメリカのハイブリッド・クリーンエネルギーソリューションメーカーであるワークスポート社(NASDAQ: WKSP)は、企業財務戦略の一環として、ビットコイン(BTC)とXRP(リップル)を採用すると発表しました。
Worksport (WKSP) To Adopt Cryptocurrency, Bitcoin and XRP for Corporate Treasury
Company to Convert Interest Earnings to Cryptocurrency, Allocate Up to 10% of Excess Operational Cash, and Enable Crypto...
最大7億5000万円相当の投資、効率化と世界的なトレンドに合わせた戦略
ワークスポート社の取締役会は、最大で事業剰余金の10%に相当する500万ドル(約7億5000万円)までのビットコインとXRPの購入を承認しました。
eコマースプラットフォームでの暗号通貨決済の受け入れにより、取引処理手数料を最大37%削減することも見込んでいます。これは、業務効率の向上と、デジタル資産導入という世界的なトレンドへの対応を目的としています。
将来の資金調達や収益の仮想通貨への変換も
同社は、マネーマーケット口座で保有する現金からの利息収入をビットコインとXRPに変換し、これらの仮想通貨を財務戦略にさらに統合する可能性もあります。
また、将来の資金調達活動で調達した資金のうち、一定の割合をビットコインとXRPの長期保有に充てる可能性もあり、これらのデジタル資産に対する同社のコミットメントを強化するものです。
株価は9%上昇、市場の反応は良好
この発表を受け、ワークスポート社の株価は9%上昇し、財務戦略の一環として仮想通貨を採用したことへの市場の好反応を反映しています。
仮想通貨を価値の保存手段、インフレヘッジとして捉える
スティーブン・ロッシCEOは、今回の動きは、市場トレンドの先を行き、業務効率を優先し、株主価値を高めるという同社のコミットメントを反映したものであると強調しました。
ビットコインとXRPの採用は、同社の成長する製品群と世界的なリーチを強く補完する戦略と見なされています。
この戦略的な転換は、世界的にデジタル資産の受け入れと機関投資家による導入が進む中で、ワークスポート社が仮想通貨を価値の保存手段、インフレヘッジとして考えていることを示しています。