PhantomウォレットがSuiネットワークに対応!
大手仮想通貨ウォレット「Phantom Wallet(ファントムウォレット)」が、Sui(スイ)ネットワークとの統合を発表しました。Phantomはこれまで、Solana(ソラナ)ネットワークに特化したウォレットとして知られていましたが、今回の統合により、Bitcoin(ビットコイン)やEthereum(イーサリアム)など、複数のブロックチェーンに対応することになりました。
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700万人以上のユーザーを抱えるPhantom
Phantomは、月間アクティブユーザー数が700万人を超え、今年に入ってからのオンチェーン取引総数は5億6000万件を超えるなど、Web3業界において最大のオンチェーンユーザーベースを誇っています。今回の統合により、Suiユーザーは、ChromeやFirefox、Edge、Braveなどのブラウザ拡張機能として、またはiOSやAndroidデバイス用のモバイルアプリとして、Phantomの安全で使いやすいウォレットソリューションを利用できるようになります。
Suiネットワークへの影響
今回の統合は、Suiの価値が過去1か月で100%以上上昇し、時価総額が108億ドルに達し、ブロックチェーンネットワークの中で、15億ドルのTotal Value Locked (TVL) で8位にランクインした時期に実現しました。Phantomの統合は、Suiエコシステムにとって「大きな飛躍」と見なされており、ユーザーに一流のウォレット体験と、Suiコミュニティが求めていた機能を提供します。また、SuiがSolana、Bitcoin、Ethereum以外のブロックチェーンとして初めてPhantomにサポートされたことは、重要なマイルストーンとなります。
マルチチェーンの未来へ
今回の動きは、ウォレットプロバイダーやdApp開発者が、単一のエコシステムに限定されるのではなく、異なるブロックチェーンエコシステム間での相互運用性に焦点を当てている、マルチチェーンの未来に向けたトレンドを浮き彫りにしています。この統合により、新規の小売業者の参加を促進し、ステーキング、アプリ内トークンスワップ、NFTストレージ、Ledgerハードウェアウォレットの統合など、Phantomの機能を活用することで、Suiユーザーの全体的なユーザーエクスペリエンスが向上すると期待されています。
今後の展望
PhantomのSuiネットワークへの統合は、Suiエコシステムの成長を加速させ、Web3の普及を促進する可能性を秘めています。今後、Phantomが他のブロックチェーンへの対応を進めることで、マルチチェーン化がさらに進展していくことが予想されます。※画像はイメージです。