ビューティーアプリ大手Meitu、仮想通貨売却で株主還元へ

ビューティーアプリ大手Meitu、仮想通貨売却で株主還元へ 市場動向
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## ビューティーアプリ大手が仮想通貨を売却

中国のテクノロジー企業Meitu Inc.(美図)は、保有していたビットコインとイーサリアムをすべて売却したことを発表しました。

Meituは、AI技術を活用した写真・動画編集アプリなどで知られており、世界中に多くのユーザーを抱えています。

## 売却益は180億円、その多くを株主還元へ

Meituは2021年にビットコインとイーサリアムを購入していましたが、今回の売却により約1億8,000万ドル(約180億円:1ドル=150円換算)の資金を獲得しました。
これは、投資額を大きく上回るもので、約8,000万ドル(約80億円)の利益を生み出したことになります。

Meituは売却益の約80%を特別配当として株主に還元する予定で、残りの資金は、主力事業であるサブスクリプション型の画像編集・デザインソフト事業の拡大などに充当するとしています。

## 今後の戦略に注目

Meituは今回の仮想通貨売却について、コア事業への集中と株主価値向上のための戦略的な決断であると説明しています。

近年、多くの企業が仮想通貨市場に参入していますが、Meituのように保有資産をすべて売却するケースは珍しいと言えます。

今後のMeituの事業展開、そして仮想通貨市場への影響にも注目が集まります。

This AI company just sold all its Bitcoin and Ethereum holdings By Investing.com
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ビューティーアプリを表示したスマートフォン ※画像はイメージです。

## 仮想通貨市場への影響は?

Meituの仮想通貨売却は、市場に大きな影響を与えるものではありませんでしたが、企業が仮想通貨に対して慎重な姿勢を示した事例として注目されています。

世界経済の不透明感が増す中、企業はリスク資産である仮想通貨への投資を見直す動きを見せています。

世界経済について話し合うビジネスパーソン ※画像はイメージです。

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