リップル社のステーブルコイン、RLUSDとは?
リップル社が支援する新しいステーブルコイン、RLUSD(RippleUSD)の登場が間近に迫っています。ステーブルコインとは、価格変動が少なく、安定した価値を持つように設計されたデジタル通貨のこと。RLUSDは米ドルと連動し、1RLUSD=1米ドルの価格を維持することを目指しています。
初期供給不足の可能性
リップル社の最高技術責任者(CTO)であるデビッド・シュワルツ氏は、RLUSDの供給が開始直後は不足する可能性があると警告しています。この供給不足により、一時的に価格が変動し、1ドルを大きく上回る可能性も示唆されています。
価格変動は一時的なもの
シュワルツ氏は、価格変動は一時的なものであり、アービトラージ(裁定取引)と呼ばれる仕組みによって、RLUSDの価格は1ドルに安定していくと説明しています。アービトラージとは、異なる市場での価格差を利用して利益を得ようとする取引のことです。RLUSDの場合、価格が1ドルを上回れば売却し、下回れば購入することで、価格が安定していくと考えられます。
FOMOに注意
シュワルツ氏は、投資家に対して、FOMO(Fear Of Missing Out:取り残されることへの恐れ)に駆られて、RLUSDを焦って購入しないように呼びかけています。RLUSDは投機的な利益を狙ったものではなく、米ドルに連動した安定した価値を提供することを目的としたものだということです。

Ripple CTO: It is expected that there will be a shortage of RLUSD at launch, but there is no need for FOMO - ChainCatcher
ChainCatcher news, according to Cointelegraph, Ripple's Chief Technology Officer David Schwartz stated that the Ripple-b...
RLUSDの将来
RLUSDは、ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)から規制当局の承認を取得しており、リップル社の国際送金ソリューションを強化することが期待されています。初期の価格変動は予想されますが、長期的に見ると、RLUSDは安定した資産としての地位を確立していく可能性があります。