ビットコイン強気派、マイクロストラテジーに注目
ビジネスインテリジェンス企業マイクロストラテジーは、マイケル・セイラーCEOのリーダーシップのもと、近年積極的にビットコインに投資しており、その動向が市場関係者の注目を集めています。最新の報道によると、同社はビットコイン価格が10万ドルを超えた水準で初めてビットコインを購入した可能性があります。
セイラー氏の示唆
セイラー氏は自身のXへの投稿で、ビットコインポートフォリオ追跡サイト「SaylorTracker」に対し、「緑の点」が欠けているのではないかと疑問を呈しました。この「緑の点」は、通常、新たな購入を示すものとされています。セイラー氏のこの発言は、マイクロストラテジーが10万ドルを超える価格帯でビットコインを購入したことを暗に示唆しているものと解釈できます。
過去の購入履歴
マイクロストラテジーは、2023年11月下旬から12月上旬にかけて、1ビットコインあたり平均97,862ドル、95,976ドル、98,783ドルでビットコインを購入したことを確認しています。今回の購入は、ビットコインが12月14日に記録した過去最高値である106,554ドルに近接した時期に行われたことになります。
巨額のビットコイン保有量
2025年1月7日時点で、マイクロストラテジーは平均取得価格62,503ドルで合計447,470ビットコインを保有しており、その総額は279.7億ドル(約405兆円)に達しています。セイラー氏は、ビットコインが将来的に100万ドルに達する可能性があると予測しており、今後も積極的にビットコインに投資していく姿勢を示しています。
市場への影響
マイクロストラテジーによる積極的なビットコイン購入は、ビットコイン価格を押し上げる要因の一つとなっており、最近の10万ドル突破にも貢献したと考えられます。一部の専門家は、ビットコイン価格が今後調整局面を迎える可能性も指摘していますが、長期的な上昇トレンドは継続すると予想されています。マイクロストラテジーの大胆な投資戦略は、今後も市場に大きな影響を与えていく可能性があります。
