【米議会選挙】暗号資産業界への追い風となるか？新体制と規制の行方

共和党優勢で迎える新議会と暗号資産業界への影響

2024年の米議会選挙後、下院金融サービス委員会の委員長に就任予定のフレンチ・ヒル氏、そして上院銀行委員会の委員長就任が有力視されているティム・スコット氏。

両氏とも暗号資産に対して前向きな姿勢を示しており、新議会における暗号資産規制の行方が注目されています。

ヒル氏は、就任後100日以内にステーブルコインと暗号資産市場構造に関する法案を優先的に扱うことを表明しています。
明確な規制の枠組みを構築することに重点を置いた、積極的かつ超党派的なアプローチが期待されます。

スコット氏は、暗号資産業界を支持しており、ゲンスラーSEC委員長を批判してきたことでも知られています。
SECとCFTCの規制の役割を明確にする法案を支持するとみられています。

SECとCFTCの管轄区分を明確にすることを目的とした「21世紀のための金融革新と技術法（FIT21）」は、すでに下院を通過しています。
しかし、上院では抵抗に直面しており、今後の行方が注目されます。

新議会では、ステーブルコインの規制要件や、暗号資産企業がSECとCFTCのどちらの監督を受けるかについての枠組みが明確化されると予想されます。
暗号資産業界にとっては、新たなリーダーシップは規制の明確化と成長への期待をもたらすものとして注目されています。