アブダビとAethirが描くWeb3の未来
GPUサービスプラットフォームを手がけるAethirと、アブダビブロックチェーンセンター(ADBC)が手を組み、Web3時代のゲーム・AI開発を支援する1億ドル(約128億円)規模のエコシステムファンドを設立しました。MENA地域(中東・北アフリカ)を中心に、世界へ羽ばたく革新的なプロジェクトの創出を目指します。

128億円規模のファンドで何が変わる?
このファンドは、アブダビおよびMENA地域の有望なプロジェクトに対して、AethirのネイティブユーティリティトークンであるATHでの助成金やトークングラントを提供します。注目すべきは、100を超えるプロジェクトを対象とした「Aethir Catalyst Program」で、5,000ドル〜20万ドル(約64万円〜2,500万円)相当のATHが、開発資金として提供されます。
どんなプロジェクトが対象になるの?
支援対象となるのは、以下の4つのカテゴリーに当てはまるプロジェクトです。
- ゲームイノベーター:多くのアクティブユーザーを抱えるブロックチェーンゲームプロジェクト
- AI統合企業:高度な計算能力を必要とするAIソリューションを開発する企業
- クラウドゲームプラットフォーム:高品質なクラウドインフラストラクチャを活用してユーザーエンゲージメントの拡大を目指すプラットフォーム
- ローンチ前企業:トークン生成イベント(TGE)やベータ版公開などの重要なマイルストーンに向けて準備を進めている、ステルスモードのスタートアップ
強力なパートナーシップがもたらすもの
ADBCは、UAE(アラブ首長国連邦)における規制遵守、ビジネス戦略、市場参入に関する専門知識を提供することで、プロジェクトの立ち上げを支援します。Aethirは、計算資源の補助金とトークングラントを提供し、プロジェクトはAethirのクラウドインフラストラクチャを使用するか、ネイティブトークンを通じて提携する必要があります。
このパートナーシップは、AIとゲームプロジェクトを中心としたWeb3イノベーションのグローバルな拡大を推進することを目的としており、将来的には新しい技術分野を探求する可能性も秘めています。
未来への投資:次世代のWeb3を創造
アブダビとAethirの強力なパートナーシップにより、Web3の世界は新たな章を迎えようとしています。1億ドル規模のエコシステムファンドは、ゲームやAIの分野で革新を起こす起爆剤となり、MENA地域から世界へと、Web3の未来を担うスタートアップを輩出することが期待されています。
助成金の申請方法、選考プロセス、スケジュールなどの詳細は、近日中にAethirの公式チャンネルで発表される予定です。