仮想通貨業界の重鎮、シーラ・ウォーレン氏がCCI CEOを退任へ

シーラ・ウォーレン氏、CCI CEOを退任へ

仮想通貨業界団体Crypto Council for Innovation (CCI)のシーラ・ウォーレンCEOが、2025年1月をもって退任することを発表しました。ウォーレン氏は3年間CEOを務め、今後はシニアグローバル政策アドバイザーとして組織に関与し続けます。

後CEOには、現在の最高法務責任者兼政策責任者であるジ・キム氏が就任します。キム氏は、GeminiやKraken Exchangeでの勤務経験を持つ、規制関連に精通した人物です。

ウォーレン氏はCEO在任中、FTXの破綻など、業界が大きな課題に直面する中で、公正かつバランスの取れた仮想通貨規制の必要性を訴えてきました。世界中の政策立案者と関わり、業界の健全な発展に尽力しました。

ウォーレン氏の退任は、2025年1月に予定されているゲーリー・ゲンスラーSEC委員長の辞任と重なり、仮想通貨業界の規制監督に変化をもたらす可能性があります。

CCIは、リーダーシップの変化にもかかわらず、イノベーションを支援しながら説明責任を果たす、スマートな規制の必要性を訴え続ける見通しです。ウォーレン氏の継続的な関与とキム氏のリーダーシップは、組織の将来にとってプラスに働くでしょう。