MicroStrategy、ナスダック100入りへ
ビジネス分析ソフトウェア大手のMicroStrategyが、2024年12月23日、ついにナスダック100指数に仲間入りを果たします。
巨額資産を運用するインデックスファンドへの影響
ナスダック100に組み込まれるということは、3,250億ドル（約49兆円）以上の資産を運用するInvesco QQQ ETFのようなインデックスファンドが、自動的にMicroStrategyの株式を保有することになるのです。これは、Invesco NASDAQ 100 ETF (QQQM) や Direxion NASDAQ-100 Equal Weighted Index Shares (QQQE) など、他のETFにも影響を与えます。
市場と規制への影響：仮想通貨の主流化が加速？
MicroStrategyのナスダック100入りは、仮想通貨が主流市場で受け入れられつつあることを象徴する出来事と言えるでしょう。同社は世界最大のビットコイン保有企業として知られており、その組み込みはナスダック100指数に新たなボラティリティ（価格変動）をもたらします。これは、株式市場全体、そしてETFセクター全体に大きな影響を与える可能性を秘めています。
MicroStrategyのビットコイン戦略：巨額投資で未来を掴む
MicroStrategyは現在、4,23,650ビットコインを保有しており、その価値は約430億ドル（約6.5兆円）にものぼります。同社はビットコインの将来性に多大な期待を寄せており、買い増しを続けています。株式時価総額は、年初来で500%という驚異的な上昇を見せ、980億ドル（約14.8兆円）近くに達しています。
投資家へのメッセージ：チャンスとリスクを理解する
MicroStrategyのナスダック100入りは、特に証券会社や退職口座を通じてナスダック指数に投資している投資家にとって、新たな投資機会となる可能性があります。しかし同時に、ビットコイン価格の変動に伴うリスクも高まります。ハイリスク・ハイリターンを求める投資家には、T-Rex 2X Long MSTR Daily Target ETF (MSTU) のような、MicroStrategyのパフォーマンスに連動するETFも選択肢の一つですが、リスクが高いことを理解しておく必要があります。
